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2009年10月

ヴァージングループの創設者リチャード・ブランソン

今回勧められた本がヴァージングループの創設者リチャード・ブランソンの “Screw It, Let’s Do It” という本です。

“Screw It, Let’s Do It”

日本語に訳すと、『もういい!とりあえず、やっちまえー!』(綺麗な言葉で訳すと、『後のことは気にせずに、思い切ってやってみよう!』)という感じの意味になると思うのですが、そのタイトルの通り、リチャード・ブランソンのチャレンジ精神が学べる一冊で、かなりハマりました。

WORK = FUN

この本当の意味が、彼の実体験から学ぶことのできる本なんじゃないかと思います。

気付きは沢山あったのですが、その中でも面白かった話を一つ紹介します。

それは、リチャード・ブランソンが ” The Rebel Billionaire” というテレビ番組を作成していた時の話です。

そのテレビ番組は、若い実業家が集まって、リチャード・ブランソンが出す表題や冒険をクリアしていくなかで最強の実業家を育てると同時に、それに勝ち残った者はミリオンダラー(日本円にして約 1 億円)を手にするという内容です。

面白かったのが、その勝者に与えられた最後の表題。

彼は既にファイナルの勝者と決定していたので、既にミリオンダラーを手にする権利は得ていました。

ところが、そんな彼にリチャード・ブランソンは、次のような質問をしたのです。

『今すぐミリオンダラーを手にする事もできるが、コイントスによって勝つことが出来ればミリオンダラーに加えて、更に超ビッグなサプライズ賞品を手にすることを約束しよう。ただし負ければ、全てを失うことになる。確率は 1 / 2 だけど、興味はあるかい?』

っと…

全てを得るか全てを失うかの大勝負なので、当然ですが、彼は番組の中で悩みに悩むわけです。

彼はリチャード・ブランソンに対して『あなたならどうしますか?』と質問するのですが、『全ての決断は、あなた次第です。』としか答えてくれません。

彼は、番組の中でも相当長い時間悩みに悩みました。

そして、ようやく行き着いた決断がこれです。

『確かにとても魅力的な大勝負なのですが、僕には守るべき会社も家族もあります。ミリオンという金額は、僕にとっては十分すぎる金額です。番組的には面白味に欠けてしまうので、申し訳ないですが…』

つまり、彼はその大勝負を諦める決断をしたのです。

面白いと思ったのが、その後にリチャード・ブランソンが、彼に向けて言った一言です。

『正直、今その答えを聞いてホッとしているよ。もし君が、コイントスのギャンブルに出ていたら、僕は君に対する尊敬の念を全て失っていただろう。』

つまり、彼は正しい選択をしたと称えたのです。

リチャード・ブランソンが言いたかったこと

チャレンジが大事だとか、後のことは気にせずに思い切ってやってみようとか謳っているにもかかわらず、その大勝負を諦めたことに賛成した理由は、そのチャレンジがギャンブルであったことです。

つまり、コイントスは運の勝負でしかなかったということです。

“Be bold but don’t gamble (勇敢にチャレンジするのは大事だが、ギャンブルはするな!)”

自分でコントロールできる範囲内に納めておくことができなければ、それはギャンブルであり、ビジネスとギャンブルの線引きができなければチャレンジそのものが危険なものになってしまうという教えです。

この記事は、ダイレクト出版より、無料メールマガジン「ザ・レスポンス」によって提供されています。無料メールマガジンの購読は、http://www.theresponse.jp/まで。

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